[0141]の最後に記した問題について。今年に入って論考のスタイルを少々変更し、とにかく実際の画像処理のための具体的な方式を得んがために、 ツリー図の内容をこれまでのそれとは若干別のニュアンスで記してきていた。F0201-1のMのための基本ツリー図(a-[b-c]をb-[a-c]と変容させる)を直接操作することを中断し、 もしのツリーにおいてaがcに変移するMが間違いないというのなら、そのままそのMを[a→c]として記述してもよいだろうと考えて論述してきた節がある。 第一、ツリー図などは今年に入ってから一度も描いていない。F0109-1は、①も②も直線的に単位が連なっているだけで、ツリーに特有な階層構図は持っていないのだ。

また、「第一の<光>は、第二の<光>に対立する<陰>に変移する」システムもしばらく封印し、 「第一の<光>を(分かりやすく)、そのまま第二の<光>に変移させる」方式を採ってきたのも事実である。 <ガラス球>は<口金の裏面>ではなく、第二の<光>である<ステム管>にj変化させてもよいのではないか、 いや、よいと決定したわけではないが、とりあえずその方式でやってみよう、と考えてきた。

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とはいうものの、[0141]末尾に記したように、オブジェクトをある主観によって構造化したツリーがあるとして、 それを下位から左右対蹠項の左項→右項をMとして処理し、最後に一つの単一体とするMなどがつまらないのは言うまでもない。 もっとも単純なa-[b-c]ツリーで言うなら、最初にb-cを処理し、次にa-[b+c]を処理するというのがそれである。これはむろんつまらない。

それに対して、ずっと考察してきたのが、a-[b-c]ツリーを持つオブジェクトを、b-[a-c]として(bを拠点として)解釈する見方もあるだろうから、 それをa→cなるMで表すことができるだろうというものだ。

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